南房総白浜 紋屋

季粋の宿


宿屋の雑学

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お土産/その5


寺社参拝の場合、当然の事ながら神札や護摩が旅土産の原型と言えます。その他には手工芸品として、太宰府天満宮の博多織、金刀羅宮の丸亀うちわ、宮島の楊枝・しゃもじ、熊野の硯・碁石、東大寺の墨・筆、清水寺の清水焼き、中尊寺の秀衝椀、札所巡りの納経帖や掛軸などがあり、いずれも小物で変形・変質しにくいものでした。ちなみに伊勢土産の人気ベスト3は、伊勢暦(農事暦)・万金丹(丸薬)・煙草入れ(紙製)だったそうです。

江戸時代の旅土産は、参詣者の多い神社仏閣の門前で「名物」として発達しました。その土地の名物と言われるようになるものは、大別すると食品と手工芸品に分かれます。食品は、餅や団子に代表される菓子類で、有名なところでは伊勢の赤福餅、浅草寺の雷おこし、亀戸天神の葛餅、太宰府天満宮の梅が枝餅、東寺のどら焼き、伏見稲荷のようかん、成田山の団子などが名物化していました。現代でこそ、多くの名物がお土産となっていますが、徒歩で旅せざるをえなかった頃には、腐りやすものは旅土産には向いていませんでした。これらの名物は、その場所場所で旅人が味わうものだったのです。(by aruji)

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高尾憲資 aruji@monya.co.jp


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